今、格闘技界で注目を集める姉弟がいます。
姉・松谷綺選手と、
弟・松谷梛選手です。
姉弟それぞれが別のジムに所属しながら、リングで輝きを放っています。
この記事では、2人の強さの秘密や、試合で見せる姿勢、そして格闘姉弟ならではのエピソードをご紹介します。
プロフィール
姉・松谷綺(まつたに きら)
名前 | 松谷 綺(まつたに きら) |
生年月日 | 2003年6月1日 |
出身地 | 東京都練馬区 |
身長 | 152cm/45.0kg |
階級 | アトム級 |
主なタイトル | 第4代Krush女子アトム級王者 第3代K-1 WORLD GP女子アトム級王者 |
プロデビュー | 2019年6月 |
スタイル | オーソドックス。フィジカルの強さと多彩な蹴り技、冷静な試合運びが特徴 |
弟・松谷梛(まつたに きな)
名前 | 松谷 梛(まつたに きな) |
生年月日 | 2007年6月13日 |
出身地 | 東京都練馬区 |
身長/体重 | 165cm/53.0kg |
階級 | Krush バンタム級 |
プロデビュー | 2025年(高校3年生でKrushデビュー) |
スタイル | 攻撃のバリエーションが多く、左右パンチ・前蹴り・ヒザ蹴りを散らすバランス型 |
松谷綺「負けない」ファイター
松谷綺選手は、Krush女子アトム級とK-1 WORLD GP女子アトム級の二冠王者です。
152cmと女子選手の中でも小柄ながら、強靭なフィジカルと鋭い蹴りを武器に、国内外の強豪と渡り合っています。
本人はインタビューで「足腰がしっかりしてきて、パンチ力や蹴りの威力が上がっている」と語り、
日々のトレーニングで基礎体力を高めていることを明かしています。
実際、2024年11月のKrush.167ではガブリエル・デ・ラモス選手に対し、1ラウンド1分48秒でKO勝利。
これはプロデビュー以来初のKO勝ちで、ファンの間でも「王者の貫禄が増した」と話題になりました。
綺選手の強さは単なるフィジカルだけではありません。
対戦相手の特徴を冷静に分析し、的確に試合を組み立てる戦術眼も大きな武器です。
勝ち急がず、確実にポイントを取りながら最後はKOで締める試合運びは、
まさに王者らしい落ち着きと実力の証明と言えるでしょう。
リング外でも活躍中
松谷綺選手は、その強さと愛らしいルックスからリング外でも注目を集めています。
『週刊ヤングマガジン』ではグラビアに挑戦。
美しさはもちろんのこと、“バキバキの腹筋”が大きな反響となりました。
また、フジテレビ『ジャンクスポーツ』や
TBS『KUNOICHI』など注目度の高い番組への出演も果たし、活躍の場を広げています。
松谷梛「輝きを放つ原石」
梛選手は2025年4月のデビュー戦から2連勝と、
抜群のセンスと高い技術でルーキーイヤーを駆け抜けています。
2025年6月のKrush.177では、姉・綺選手が見守る中、呼良選手を相手に判定3-0の大差で勝利。
左右のパンチ、前蹴り、ヒザ蹴りをバランスよく散らして攻めるスタイルを見せ、観客を沸かせました。
終盤やや失速したものの、試合全体を支配する内容で「将来が楽しみな新星」と評価される一戦となりました。
梛選手はまだ身体が完全に出来上がっていない部分もあり、スタミナ面やフィニッシュ力に課題が残ります。
しかし逆に言えば、伸びしろは無限大!
今後フィジカルが完成していけば、KO勝利も増え、より刺激的な試合展開が期待できるでしょう。
姉弟で高め合う強さ
前述したように、松谷綺選手と梛選手は所属ジムが異なります。
それでも互いの試合を観戦し合い、刺激を受けながら成長していると言います。
試合後には「姉のように強い選手になりたい」と語る場面もあり、
家族としてだけでなく、同じ舞台に立つ“同志”として意識していることがうかがえます。
姉弟で切磋琢磨する関係は、ファンにとっても魅力的ですね。
姉が防衛戦で強さを見せれば、弟も「次は自分が」と意欲を燃やし、
弟が好勝負をすれば姉も刺激を受ける。
お互いの存在が、強さの源になっているのではないでしょうか。
今後の期待
松谷綺選手は今後もタイトル防衛を重ね、日本を代表するファイターの地位を揺るぎないものにしてほしいですね。
「負けない」試合の積み重ねで、王者としての完成度をさらに高めることでしょう。
梛選手はまずは連勝とKO勝利を目標にし、スタミナとフィジカルを磨いていく必要があります。
まだまだ身体も成長を続けている年齢なので、
よりスケールアップした格闘家になってほしいです。
2人が同じ大会でそろって大舞台で勝利する日も、そう遠くないかもしれません。
“姉弟王者”の誕生の瞬間が今から楽しみです!