2025年10月17日、小川晶前橋市長が会見を開きました。

大きな騒動となってしまった部下との不倫疑惑問題。

辞任を求める声も多い中、どのような胸の内を語ったのでしょうか?

また、どのような落としどころが現実的なものなのか過去の事例を振り返ってみます。

辞任はせず!続投の意思固く

辞任を求める世間や議会の声も多い中、

小川晶市長はこれからも市長としての任務を全うする意思を、報道陣の前で表明しました。

汗だくになりながらも、終始冷静に質疑応答を行っていた印象です。

これまで一貫して不倫関係は否定している小川市長。

この姿勢からも続投宣言をすることはなんとなく想像できましたよね。

また、先日不倫相手の妻にあたる方の

訴えることもなければ、謝罪も要求しないというコメントが発表されました。

この出来事が、続投の意思を決定づけたのではと推測できます。

今回の件が引き金となり裁判沙汰になっていたら、続投どころではなかったでしょう。

ペナルティは?

騒動を起こしたペナルティとして、小川市長の給与50%をカットするという方針が発表されました。

近日中に特別職報酬等審議会が開かれる見込みです。

その他のペナルティに関しては、現時点では発表されていません。

連日大きく報道されることが、最大のペナルティといったところでしょうか。

近年の“市長”による不祥事まとめ

それでは“市長”が世間を騒がせるようなスキャンダルを起こした場合、

これまでどのような結末になってきたのか?

近年の市長によるスキャンダルをまとめてみました。

事案市長の責任・結末収拾の方法・特徴
岸和田市 元市長の官製談合・性加害疑惑(2025年)逮捕・失職。刑事捜査中(有罪確定前)不信任→議会解散→再び不信任で自動失職。民事は和解で解決。
上越市 「コメまずい」発言炎上(2025年)辞職なし・法的責任なし抗議状受理→謝罪・現地訪問で収拾。政治的ダメージ大。
大阪市 橋下市長「慰安婦制度必要」発言(2013年)辞職なし・法的処分なし全国的批判・議会決議→謝罪・釈明対応。辞任には至らず。
美濃加茂市 藤井浩人市長の収賄事件(2014–17年)有罪確定→公民権停止→失職無罪→逆転有罪→上告棄却。再審請求も棄却。
山梨市 望月清賢市長の収賄・文書偽造(2017年)有罪(懲役3年・執行猶予5年)→辞職市議会が辞職同意決議→後任選挙で収拾。

今回の小川市長と同様のスキャンダルは存在せず、

比較材料となる事案はありませんでした。

どのような結末になるのか、今回のケースが“不倫騒動”という事案に対しての今後の判断基準になりそうです。

まとめ

小川市長は今後、

退くも進むも困難な道のりが待ち受けていることは間違いありません。

ただ、多くの批判の声がある中で「辞職するほどのことでは」と続投姿勢に対して擁護する声もネット上では見られます。

前橋市民がどうジャッジするのか、まだまだ関心は高まりそうです。